フィギュアスケートを見ていたら、オリンピック代表選手に選ばれた、高橋大輔選手が「ケガをして良かったです。普通はできない経験ができました。」と話していました。
それを聞いて、感動しました・・・。
高橋選手・・・ケガをして昨年の今頃は歩くのもやっとだったそうです。
ケガを克服して、顔つきも変ったと思います。
スケートも、強さが増し、同時により繊細な表現ができるようになったと感じていました。
そして今日、その発言を聞いて納得。
選手として、それもオリンピックを目指している中でのケガは、どれほどショックで、どれほど後悔し、不運を悔やんだか知れません。
でも、そこから自分を前に進めるように勇気づけ、人の助けも借り、ここまでやってきた。
壮絶なリハビリだったと思います。絶望的な気持ちから立ち上がった強さは、彼を精悍な表情に変えました。
以前から高橋選手は応援していましたが、かっこいいです!ますます好きになりました。
人生、つまづいたときにどう頑張れるか・・・とよく言われますよね。
でも、実際にケガや病気、トラブルに直面した時、どう頑張ったらいいのかすらわからないことがありませんか?
進んでいた道が、突然ふさがれたり、方向転換をせざるを得なくなったりするとき、頭では回り道をしなければならないこと、一休みしなくちゃいけないこと・・・わかっていても、心の中はどんよりと暗くなってしまうことがあります。
私も仕事やプライベートで、つまづいたり、道が閉ざされたり・・・そんな経験がありました。
なんで自分だけが・・・どうしてこんな・・・不運を嘆いたり、悲しんだり。
でも、不思議と違う道を見つけて、進んでいくうちに、あの経験があったから今がある、と思えるようになっていました。
自分の状況を受け入れるのは辛いことです。
直面している問題を直視するのも、できれば逃げたいと思ったりします。
そのできごとに真摯に取組むこと。逃げずに、自分が何を目指しているのかを再確認して、進んでいくこと。
目の前にやるべきことは、常にあります。
そんな小さな一歩を積み重ねること、その瞬間、瞬間に生きるとは、そういうことなんだと思うのです。
「ケガをして良かった。」
ケガから彼は、ケガを治す以上の、多くのことを学んだのですね。
インタビューを見ながら、高橋選手に自分の経験を重ねていました。
そう言えるまでになった高橋大輔の頑張りに拍手
応援してます