今日は土曜日。テロから1週間が過ぎました。
日没に合わせて、オージーを中心としたサーファーたち100人ぐらいが、悲惨な事件があったジンバランのイカンバカールのお店前のビーチで、サーフボードに乗り沖に出て花を海にまき、鎮魂のセレモニーを行っていました。
今日は、ひときわ夕陽が美しく、海に捧げられた花びらが夕陽をあびていました。
私たちも遠くから、冥福を祈りました。
こんなに静かで美しい島で、なぜあのようなことが起こったのか、誰もが理解できないと口にします。バリの人たちは、怒りや敵意を抱くというよりも、このようなことが二度と起こらないで欲しいと神に祈っているようです。外から来るものに対して、常にオープンマインドで、全てを包み込む、心優しいバリの人たちに惹かれて毎年私たちもここに訪れているのですが、きっと多くの旅行者は、私たち同様にバリにそのような魅力を感じているのだと思います。
「また来年来てね!」とホテルスタッフたちはニコニコとしたいつもの笑顔で言います。「また来るよ!」自然に私たちもそう答えます。毎年のことなのに、今年は言葉の重みが違うのです。
“早く元気になってね、バリのみんなたち!”