2月27日三上博史のザクロツアー初日(O-EAST)に行ってきました。
※これから見に行く方は、ネタバレになってしまうと思うので、ご注意ください。
前半ザクロからのナンバーを物語の展開のように6~7曲。
衣装は黒のタキシード・星の王子様風。ジャケット後ろの部分が床まであり、裏地はベージュ。(衣装は写真のイメージ)
後半はヘドからLITLLE WICKED TOWNヘドver、HEDWIG'S LAMENT英語に続いて、ビリー・ホリディI'M FOOL TO WANT YOU、何曲かやって最後はANGRY INCHで盛り上がって、BEAT ME WITH YOUR BREATHで静かになって終わり。
アンコールは、MIDNIGHT RADIO。
衣装は白いTシャツにシルバーのチェーンがかかってるやつ、パンツは前半と同じ、黒の細身。
注目のヘド関連発言は、
ラメントはお芝居の中で歌うのと違うからエミちゃんと相談して英語にしたとのこと。
「歌わなくちゃいけない曲がある」と言ってアングリーやりました。
確かその後「ヘド様はもういないのよ!」 と発言。
前半はMCなしで淡々と進行。
後半始まりに、「前半は怒っていたわけではなく、ああいう構成だったので・・・」とコメントしてました。
バックバンドは、エミちゃん(keybord)、横山キース(base)、イトケン(drums)、the thrillからホーン3本(トランペット2本+チューバ1本)
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当日の私の体調は、かつてないお腹の調子の悪さと発熱で会社を休み、出かけるのも最後の最後まで迷った末に、なんとか家を出て、行く先々のトイレに寄りながらのライブだったこともあって、最悪でした。おまけにすっかりコンタクトレンズも入れ忘れて、表情のディテールは見えないボケ具合・・・。
オールスタンディングだと思って会場に到着してみたら、パイプ椅子が用意されていて、そこはすっかり埋まってた。
チケットの番号からしても、多分開場時間までに到着していれば座れただろうな・・・と思いつつ、スタンディングエリアでトイレにすぐ行ける場所を確保。
始まった頃にダンナが到着。前半が終了後15分の休憩があって、帰ってしまった人もいるらしく、席が空いているのを見つけて、座らせてもらい、なんとか後半をしのげました・・・。座れてなかったら帰っていたかも。
前半は、物語を一人芝居のように歌い上げていくドロドロとしたミカミワールド。(ザクロは輪廻転生を歌っているとのコメントを受けて)犬の鳴き声の入ったラジカセを耳に曲が終わったり・・・まさしく彼自身の輪廻転生をイメージした世界を表現している、パフォーマーミカミがそこにいました。
なのに一曲目終わった時の「三上さぁーん」は・・・(*_*;
後半は、自分の好きな曲をやるということで、取り混ぜてありましたが、ヘドウィグの曲をやると盛り上がります。
「もうヘド様はいない」の発言どおり、三上博史としてお気に入りの曲もしくはみんなが聞きたいだろう曲のサービスとして ヘドウィグのナンバーをやっている感じだし、私も全くヘドウィグのあの舞台で歌っていたものとは違うと思って聞いているので、さして感慨はないながら、やっぱり昨年のミカヘドフィーバーを思い出します。
どれだけ心が救われたことか・・・。きっと会場には三上ヘドウィグに心を奪われたファンも多かったことでしょう。
ヘド様はいないといいつつも、アンコールではミッドナイトレディオで終わったわけです。
ヘド様はもういないけど、三上はヘドの曲を歌う。それはそれでいいのかもしれないけど、私は前半のパフォーマーとしての三上博史が良いと思った。
共感できるかというと、彼の音楽性には今ひとつ入り込めないものがあるけど、表現者としての彼の姿勢が見て取れた。
後半は、彼の優しいサービス精神が見え隠れするんだけど、私にとってはその優しさはtoo muchな感じがした。anymore.....そんな気持ちにさせられた・・・。