25年間勤めた会社を辞めることにしました。
無事に円満退社の手筈が整いました。あとは、書類提出などで終了です。
昨日訪れたオフィスでは、多くの人が声をかけてくれたり、一緒に働くのを待っていてくれたり、共感を呼ぶ話をしてくれたり・・・と未練は少しあるけど、跡を濁さずに飛び立つことができました。
ありがとうございました!
友人からは、色々なアドバイスをいただき、特に企業からは搾り取れるだけ、搾り取れ!というアドバイスもいただきました・・・。
私もどちらかというと、ずっとそう思って会社勤めをしてきましたが、その代償(金銭的な物と精神的な物、そして時間)が私にとって大きな物になってきている現実を考えて、どうにも収まりがつかなくなった・・・というのが今の状態かな。
働いてお金を稼ぐということは容易くない・・・それはもう何度も心の中でつぶやいてきました。
これは逃げなのか・・・と自問自答すること1年。
ヨガの師匠として慕っている方からも、ヨガを逃げ道にしてはいけないよ・・・というような趣旨のアドバイスをいただいていたのですが、それが私にとっての一番の課題でした。
そして、またもう一人のヨガの師匠からは、”Follow your passion!”という言葉をいただき、その言葉の意味をずっと考えていました。
そんな中で、母の病に直面し、自分の大切なものは何かを考える大きなきっかけになり、情熱を傾けることができる仕事をしないで生きていくことは、空しいと思うにいたりました。
私の情熱は、ヨガや人の役に立てることに喜びを感じ、尽きることのない情熱をそそぎこむことができるのだと確信したのです。
仕事として考えたら、気持ちだけで解決できない問題もあるし、そう容易くないとは思いますが、「まあ、いっちょ行ってみるか!」という気持ちで新たな道を歩み始める事にしました。
もちろん生活の基盤がなくては、そんなことは言っていられないのだけれど、そこはとりあえずダンナにお願いして、私は自分のやりたいことで生きていく!と決心したのです。
オフブロードウェイミュージカル/映画にもなっている『Hedwig and the Angry inch』のセリフに「自由を手にいれるためには、捨てなきゃならないものがある」というのがありますが、まさしくそんなことを自分に言い聞かせています。
今までみたいに、お芝居の全公演チケット大人買いとか、ライブ三昧というわけにはいかないし、バナリパでパンツ色違い5本買いも、ビジネスクラスでいいホテルに泊まってゴージャス旅行なんていうのも行けなくなるけど、やっぱり自分のために使う時間を大切にしたい。
瞑想をしたら、久しぶりにイメージが浮かんできました。
それは、「内なる泉」。
自分の内側には泉があって、そこから途切れることなく湧き出るものがあります。それは、永遠に湧きあがるエネルギーの泉だったように感じました。
そう、一つ終わって、これが終りじゃなく、始まりでもある。
泉から湧き上がるエネルギーは、弱くなることがあっても、涸れることのないものなのだと認識しました。
ダンナが私に言いました。
「マジメすぎて、いわゆるサラリーマンには向いてないんだよね。お疲れ様」(言っている本人もそういう人ですが)と、もっと適当にできると良かったんだけどなぁ(笑)
そのマジメさが私自身なのです・・・。
これからもヨガを学び続け、それを多くの人にお伝えし、還元できるように頑張りたいと思っています。
みなさま、これからもよろしくお願いします